土地だと思います。(割と真剣)
さて、ここまで主に現在のメタゲーム目線でニクスへの旅で使われそうなカードを見てきました。
しかし、書いた自分で言うのも何ですが、信者の沈黙やエレボスの代行者などの既に活躍が約束されているカードについてダラダラ語った文章に価値はありません。何故ならそれらエースカードが活躍するのは誰の目から見ても明らかだからです。
そこで、今度はメタデッキではなくニクスへの旅のお陰で新たに登場する(かもしれない)アーキタイプの可能性についてマナベースを視点に探ってみたいと思います。幸い、ニクスへの旅ではリミテッドだけでなくブロック構築目線から見ても構築意欲を刺激する魅力的かつ強力なカードが多数存在するのでマナベースが大幅に充実したPTニクスへの旅ではマナベースの不安定性を理由に今まで存在できなかったデッキが多数登場するかもしれませんね。
●疾病の神殿と天啓の神殿の影響
ニクスへの旅加入により占術ランドが10種類揃い踏みしました。これによって今まで組みたくても組み辛かったグリクシス、ジャンド、ジャンク、トリコロール、RUG、BUGといった六つのカラーコンビネーションがやっとデッキとして形になるマナベースを手に入れたのです
神々の軍勢後は一足先にエスパー、ナヤ、オロス、バントの四つが占術ランド12枚になりました。その中でもエスパーは啓蒙の神殿が出たことで初めてデッキとして形になりました(金箔付けの存在はこの際置いておきます) し、またオロスも悪意の神殿を得たことでやっと現実的なトーナメントデッキに仕上がりました。ナヤにおいては言わずもがな、です。
唯一トーナメントデッキ足り得なかったのはバントですが、バントといえど今回のニクスへの旅で加入したカードを上手く使うことができればまだまだ分かりません。こういった過去の前例から考えて、ニクスへの旅が加入したブロック構築では新しいデッキタイプが登場したとしても何ら驚きは無いでしょう。各カラーについてはパッと見でこんな感じでしょうか?
・ジャンド
思考囲いでコントロールを殺してビート相手にはエレボスの鞭で勝つという構想のJund(GR Monsterタッチ黒)は10月の時点で既に存在していました。しかし、マナベースの都合から当時は当然上手くいきませんでした。その状態は神々の軍勢で悪意の神殿が出てからも変わらず。それから半年後、3度目の正直としてジャンドは今度こそデッキとして成り立つのでしょうか?個人的には一番期待したいカラーコンビネーションです。
・ジャンク
テーロスブロック構築におけるこのカラーといえばリアニメイトの専売特許になってしまいましたが、今回の土地加入で通常のジャンクにも芽が出てきました。黒の優秀なスペルと緑のマナクリーチャーとエルズペスの組み合わせはパッと見では死角が見当たりません。ファリカ本人とエレボスの代行者でGWBカラーの代名詞をリアニメイトから奪うことはできるでしょうか?
・グリクシス
黒単をはじめ、環境のビートが強化されるのは規定路線なので二大除去カラーである黒と赤で構成されるグリクシスコントロールは中々デッキとして戦えそうです。ただ、フィニッシャーに大正義エルズペスが取れないのでその穴をどうするかが焦点となりそうです。ケラノスあたりが使われるとすればこのカラーではないでしょうか?
・トリコロール
神々の軍勢後、倒すべき環境の基本生物が赤緑の怪物達から小粒なウイニィークリーチャーに推移しており、その傾向はニクスへの旅後も継続すると思われます。したがって、除去の大部分を赤の火力に頼るトリコロールが日の目を見ることもあるかもしれません。MTGの大原則として、このカラーは対コントロール戦においてエスパーに遅れを取りますが、その分ビートとの相性はエスパー以上であるので環境のビートの動向次第では十分に芽はあるのではないでしょうか?
・RUG
このカラーコンビネーションのデッキはコントロールとして完全に1から組むかBRモンスタータッチUで組むかで方向性が全く異なります。コントロールとして組む場合、どうなるかは全く想定できませんが、BRモンスタータッチUの場合はNayaのサテュロスとエルズペスをキオーラの支持者とスフィンクスに変更するような形になるのではないでしょうか。これは自分も神々の軍勢後、真っ先に試しましたがマナバランスの問題で1時間と立たず没になりました。しかし、今なら、もしかしたらいけるかもしれません。
・BUG
いまいち強い形が想像できませんでした。
●マナの合流点の影響
神々の軍勢までしか使えない現在でも2色デッキとしては白青ヒロイックと黒白ヒロイックが存在します。しかしニクスへの旅リリース後は更に多くの2色ビートダウンデッキが登場するやもしれません。
その理由の一つがこのマナの合流点です。これまでも2色で組んでみたいビートダウン系のデッキは白青と黒白カラー以外にも沢山ありました。しかし、マナベースの不安定性から事故率が高く、どうしても“回ったときはブン周りで勝てる”くらいのデッキでないと使う理由が見つけられませんでした。それでヒロイック系のデッキしか2色ビートとして環境に存在できなかったわけです。しかし、マナの合流点があればマナベースの問題もかなり改善されるので、他の純粋なビートダウンにも芽が出てくるやもしれません。10種類もカラーがあるので一ひとつに対しての言及は避けますが、どれもいけそうなカラーばかりで期待できますね。
ニクスへの旅では既存のメタデッキを強化するカードやそれらメタデッキに対するアンチカードが大量に現れました。また、占術ランドに加えてまさかの真鍮の都が収録され、環境のマナベースもだいぶ変わりそうです。これらの大きな変化を受けてPTではプロたちはどんなデッキを用意してくるのでしょうか。今から楽しみで仕方ありません。
さて、ここまで主に現在のメタゲーム目線でニクスへの旅で使われそうなカードを見てきました。
しかし、書いた自分で言うのも何ですが、信者の沈黙やエレボスの代行者などの既に活躍が約束されているカードについてダラダラ語った文章に価値はありません。何故ならそれらエースカードが活躍するのは誰の目から見ても明らかだからです。
そこで、今度はメタデッキではなくニクスへの旅のお陰で新たに登場する(かもしれない)アーキタイプの可能性についてマナベースを視点に探ってみたいと思います。幸い、ニクスへの旅ではリミテッドだけでなくブロック構築目線から見ても構築意欲を刺激する魅力的かつ強力なカードが多数存在するのでマナベースが大幅に充実したPTニクスへの旅ではマナベースの不安定性を理由に今まで存在できなかったデッキが多数登場するかもしれませんね。
●疾病の神殿と天啓の神殿の影響
ニクスへの旅加入により占術ランドが10種類揃い踏みしました。これによって今まで組みたくても組み辛かったグリクシス、ジャンド、ジャンク、トリコロール、RUG、BUGといった六つのカラーコンビネーションがやっとデッキとして形になるマナベースを手に入れたのです
神々の軍勢後は一足先にエスパー、ナヤ、オロス、バントの四つが占術ランド12枚になりました。その中でもエスパーは啓蒙の神殿が出たことで初めてデッキとして形になりました(金箔付けの存在はこの際置いておきます) し、またオロスも悪意の神殿を得たことでやっと現実的なトーナメントデッキに仕上がりました。ナヤにおいては言わずもがな、です。
唯一トーナメントデッキ足り得なかったのはバントですが、バントといえど今回のニクスへの旅で加入したカードを上手く使うことができればまだまだ分かりません。こういった過去の前例から考えて、ニクスへの旅が加入したブロック構築では新しいデッキタイプが登場したとしても何ら驚きは無いでしょう。各カラーについてはパッと見でこんな感じでしょうか?
・ジャンド
思考囲いでコントロールを殺してビート相手にはエレボスの鞭で勝つという構想のJund(GR Monsterタッチ黒)は10月の時点で既に存在していました。しかし、マナベースの都合から当時は当然上手くいきませんでした。その状態は神々の軍勢で悪意の神殿が出てからも変わらず。それから半年後、3度目の正直としてジャンドは今度こそデッキとして成り立つのでしょうか?個人的には一番期待したいカラーコンビネーションです。
・ジャンク
テーロスブロック構築におけるこのカラーといえばリアニメイトの専売特許になってしまいましたが、今回の土地加入で通常のジャンクにも芽が出てきました。黒の優秀なスペルと緑のマナクリーチャーとエルズペスの組み合わせはパッと見では死角が見当たりません。ファリカ本人とエレボスの代行者でGWBカラーの代名詞をリアニメイトから奪うことはできるでしょうか?
・グリクシス
黒単をはじめ、環境のビートが強化されるのは規定路線なので二大除去カラーである黒と赤で構成されるグリクシスコントロールは中々デッキとして戦えそうです。ただ、フィニッシャーに大正義エルズペスが取れないのでその穴をどうするかが焦点となりそうです。ケラノスあたりが使われるとすればこのカラーではないでしょうか?
・トリコロール
神々の軍勢後、倒すべき環境の基本生物が赤緑の怪物達から小粒なウイニィークリーチャーに推移しており、その傾向はニクスへの旅後も継続すると思われます。したがって、除去の大部分を赤の火力に頼るトリコロールが日の目を見ることもあるかもしれません。MTGの大原則として、このカラーは対コントロール戦においてエスパーに遅れを取りますが、その分ビートとの相性はエスパー以上であるので環境のビートの動向次第では十分に芽はあるのではないでしょうか?
・RUG
このカラーコンビネーションのデッキはコントロールとして完全に1から組むかBRモンスタータッチUで組むかで方向性が全く異なります。コントロールとして組む場合、どうなるかは全く想定できませんが、BRモンスタータッチUの場合はNayaのサテュロスとエルズペスをキオーラの支持者とスフィンクスに変更するような形になるのではないでしょうか。これは自分も神々の軍勢後、真っ先に試しましたがマナバランスの問題で1時間と立たず没になりました。しかし、今なら、もしかしたらいけるかもしれません。
・BUG
いまいち強い形が想像できませんでした。
●マナの合流点の影響
神々の軍勢までしか使えない現在でも2色デッキとしては白青ヒロイックと黒白ヒロイックが存在します。しかしニクスへの旅リリース後は更に多くの2色ビートダウンデッキが登場するやもしれません。
その理由の一つがこのマナの合流点です。これまでも2色で組んでみたいビートダウン系のデッキは白青と黒白カラー以外にも沢山ありました。しかし、マナベースの不安定性から事故率が高く、どうしても“回ったときはブン周りで勝てる”くらいのデッキでないと使う理由が見つけられませんでした。それでヒロイック系のデッキしか2色ビートとして環境に存在できなかったわけです。しかし、マナの合流点があればマナベースの問題もかなり改善されるので、他の純粋なビートダウンにも芽が出てくるやもしれません。10種類もカラーがあるので一ひとつに対しての言及は避けますが、どれもいけそうなカラーばかりで期待できますね。
ニクスへの旅では既存のメタデッキを強化するカードやそれらメタデッキに対するアンチカードが大量に現れました。また、占術ランドに加えてまさかの真鍮の都が収録され、環境のマナベースもだいぶ変わりそうです。これらの大きな変化を受けてPTではプロたちはどんなデッキを用意してくるのでしょうか。今から楽しみで仕方ありません。
《テーロスブロック構築》ニクスへの旅で使われるカード:茶、金、土地編
2014年4月24日 テーロスブロック構築
●英雄の導師、アジャニ GW③ プレインズウォーカー
GWということでまずはNayaへの投入が検討されますが、Nayaはデッキコンセプトからしてアジャニとマッチしていないので使われることはなさそうです。入るとすれば小粒の生物(マナクリ)を大量にばらまくバントなどでしょうか。バントは神々の軍勢後、マナクリーチャー12枚体制ができるため、爆発力でNayaに勝てるのではないかと一瞬だけ注目されかけました。しかし、丁度同じタイミングでオロスが流行っていたことと、4マナ以上のスペルが赤よりも相当弱いという理由で結局トーナメントレベルのデッキには成り得ませんでした。しかし、そんなバントもアジャニがあれば多少は輝けるかも・・・しれません。また、ブリマーズとの相性の良さから純粋なGWデッキのようなアーキタイプが今後は登場するかもしれません。幸い、今まで弱かった除去の部分に忘却の輪や復仇、セテッサ式戦術が追加されましたし、何よりGWには羊毛鬣のライオンがいます。
●苦悶の神、ファリカ GB① エンチャント
やっと第三エキスパンションにして有用な墓地対策カードが来たと思ったらリアニメイト御用達のBGカードでした。今でさえ相当不毛なミラーマッチを繰り広げているリアニメイトは今後も引き続き不毛なミラーマッチを見せてくれそうです。同じ墓地対策ならエレボスの代行者で良いという意見もあるかもしれませんが、代行者は完全に墓地対策に特化したカードなのでファリカとは用途が異なります。「ファリカの能力は墓地対策“にもなるから”」、という理由で採用する新たなアーキタイプが登場すれば環境に一石を投じることになるでしょう。
●通行の神、エイスリオス WB③ エンチャント
二クスへの旅の中で最強神と名高いエイスリオスですが環境的にこのカードが活躍できるかどうかは怪しいところです。というのも、こちらより足が速い黒単や赤淡相手にはディフェンシブに立ち回ることになるため出す暇がありませんし、最も刺さるはずのエスパーも神打ちと信者の沈黙を得たので中々仕事をさせてもらえません。また、環境の高速化がほぼ決定しているので、それに伴い今まで以上に神々の憤怒も使われます。そのため3ターン目に出したはいいが、ただの置物で終わる、といったケースが頻発しそうです。これらの理由から既に選手層の厚い3マナ圏をわざわざエイスリオスに譲るのは勿体ないと考えるプレイヤーがPTで多かったとしても何ら不思議はありません。
●マナの合流点 土地
白青ヒロイックや黒白ヒロイックといった2色ビートのマナベースが改善され明確に強くなります。それ以外のデッキだと重ね引きした時に死ねるので流石に複数枚の投入は難しいですが、テーロス単独時代や神々の軍勢後に一瞬だけ話題になった五色デッキがこのカードを理由に再び表舞台に現れてくるかもしれませんね。
●天啓の神殿 土地
●疾病の神殿 土地
占術ランドに関しては書けるネタが多いので週末に書きます。
GWということでまずはNayaへの投入が検討されますが、Nayaはデッキコンセプトからしてアジャニとマッチしていないので使われることはなさそうです。入るとすれば小粒の生物(マナクリ)を大量にばらまくバントなどでしょうか。バントは神々の軍勢後、マナクリーチャー12枚体制ができるため、爆発力でNayaに勝てるのではないかと一瞬だけ注目されかけました。しかし、丁度同じタイミングでオロスが流行っていたことと、4マナ以上のスペルが赤よりも相当弱いという理由で結局トーナメントレベルのデッキには成り得ませんでした。しかし、そんなバントもアジャニがあれば多少は輝けるかも・・・しれません。また、ブリマーズとの相性の良さから純粋なGWデッキのようなアーキタイプが今後は登場するかもしれません。幸い、今まで弱かった除去の部分に忘却の輪や復仇、セテッサ式戦術が追加されましたし、何よりGWには羊毛鬣のライオンがいます。
●苦悶の神、ファリカ GB① エンチャント
やっと第三エキスパンションにして有用な墓地対策カードが来たと思ったらリアニメイト御用達のBGカードでした。今でさえ相当不毛なミラーマッチを繰り広げているリアニメイトは今後も引き続き不毛なミラーマッチを見せてくれそうです。同じ墓地対策ならエレボスの代行者で良いという意見もあるかもしれませんが、代行者は完全に墓地対策に特化したカードなのでファリカとは用途が異なります。「ファリカの能力は墓地対策“にもなるから”」、という理由で採用する新たなアーキタイプが登場すれば環境に一石を投じることになるでしょう。
●通行の神、エイスリオス WB③ エンチャント
二クスへの旅の中で最強神と名高いエイスリオスですが環境的にこのカードが活躍できるかどうかは怪しいところです。というのも、こちらより足が速い黒単や赤淡相手にはディフェンシブに立ち回ることになるため出す暇がありませんし、最も刺さるはずのエスパーも神打ちと信者の沈黙を得たので中々仕事をさせてもらえません。また、環境の高速化がほぼ決定しているので、それに伴い今まで以上に神々の憤怒も使われます。そのため3ターン目に出したはいいが、ただの置物で終わる、といったケースが頻発しそうです。これらの理由から既に選手層の厚い3マナ圏をわざわざエイスリオスに譲るのは勿体ないと考えるプレイヤーがPTで多かったとしても何ら不思議はありません。
●マナの合流点 土地
白青ヒロイックや黒白ヒロイックといった2色ビートのマナベースが改善され明確に強くなります。それ以外のデッキだと重ね引きした時に死ねるので流石に複数枚の投入は難しいですが、テーロス単独時代や神々の軍勢後に一瞬だけ話題になった五色デッキがこのカードを理由に再び表舞台に現れてくるかもしれませんね。
●天啓の神殿 土地
●疾病の神殿 土地
占術ランドに関しては書けるネタが多いので週末に書きます。
《テーロスブロック構築》ニクスへの旅で使われるカード:緑編
2014年4月23日 テーロスブロック構築
●クルフィックスの洞察力 G② ソーサリー
まさかの3種類目の墓地肥やしカードがきました。開発部は是が非でもリアニメイトをメタゲームに組み込みたいようです。6枚掘れるとはいえ、3マナかつ、加えられるのはエンチャント限定なので手放しで喜べるカードでもなさそうなのが良調整ですね。しかし、緑には珍しい直接アドが取れるカードなのでリアニメイト以外でもエンチャントレスに主軸を置いたデッキが今後ブロック構築でメタに食い込んでくるなら、その時は大きな脅威となりそうです。いずれにしてもこのカードをプロ達がどう調理するのか、世界中の注目が集まります。
●セテッサ式戦術 G① ソーサリー
神々の軍勢後、Nayaの没落により生物の基本サイズは2/2や3/3がメインとなりつつあります。そのためNaya視点からすれば格闘で生物を除去することがとても簡単になってきているのが現在の環境です。セテッサ式戦術は激励に目が奪われがちですが、それと同じくらいかもしくはそれ以上に+1/+1修正が重要です。というのも、+1/+1修正のお陰で中盤以に降持て余すことが多い旅するサテュロスを運命の工作員などと相打ちさせることができるのでハンドで持て余すことが殆ど無いからです。少なくともPWの対ゼナゴスを除いて、緑限定の狩人狩りのスペースは奪えるのではないでしょうか。
●黄金の雌鹿 G① 2/1
若干苦しいチョイスです。デッキに大量のマナクリーチャを積んで相手より早くエルズペスをプレイする戦略はテーロス単独時代は誰もが夢見ました。しかし、神々の軍勢がリリースされ環境は変わってしまったのでその案もお蔵入りとなりました。もちろん旅するサテュロスと異なりタフネス2のウィニークリーチャーと相打ちを取れるのは大きなメリットですが、色マナの捻出に苦労してエルズペスやドラゴンを抱え続けるようなことがあっては本末転倒です。期待したい一枚ではありますが、お目にかかる機会は少なそうです。
アーティファクト、マルチ、土地に続きます
まさかの3種類目の墓地肥やしカードがきました。開発部は是が非でもリアニメイトをメタゲームに組み込みたいようです。6枚掘れるとはいえ、3マナかつ、加えられるのはエンチャント限定なので手放しで喜べるカードでもなさそうなのが良調整ですね。しかし、緑には珍しい直接アドが取れるカードなのでリアニメイト以外でもエンチャントレスに主軸を置いたデッキが今後ブロック構築でメタに食い込んでくるなら、その時は大きな脅威となりそうです。いずれにしてもこのカードをプロ達がどう調理するのか、世界中の注目が集まります。
●セテッサ式戦術 G① ソーサリー
神々の軍勢後、Nayaの没落により生物の基本サイズは2/2や3/3がメインとなりつつあります。そのためNaya視点からすれば格闘で生物を除去することがとても簡単になってきているのが現在の環境です。セテッサ式戦術は激励に目が奪われがちですが、それと同じくらいかもしくはそれ以上に+1/+1修正が重要です。というのも、+1/+1修正のお陰で中盤以に降持て余すことが多い旅するサテュロスを運命の工作員などと相打ちさせることができるのでハンドで持て余すことが殆ど無いからです。少なくともPWの対ゼナゴスを除いて、緑限定の狩人狩りのスペースは奪えるのではないでしょうか。
●黄金の雌鹿 G① 2/1
若干苦しいチョイスです。デッキに大量のマナクリーチャを積んで相手より早くエルズペスをプレイする戦略はテーロス単独時代は誰もが夢見ました。しかし、神々の軍勢がリリースされ環境は変わってしまったのでその案もお蔵入りとなりました。もちろん旅するサテュロスと異なりタフネス2のウィニークリーチャーと相打ちを取れるのは大きなメリットですが、色マナの捻出に苦労してエルズペスやドラゴンを抱え続けるようなことがあっては本末転倒です。期待したい一枚ではありますが、お目にかかる機会は少なそうです。
アーティファクト、マルチ、土地に続きます
《テーロスブロック構築》ニクスへの旅で使われるカード:赤編
2014年4月23日 テーロスブロック構築 コメント (2)
● マグマのしぶき R ソーサリー
実用的な1マナ除去が帰ってきました。これで最も割を食らうのが同じ色の赤単というのは何とも皮肉な話ですが、ブロック構築でマグマのしぶきを使えるデッキは赤単とNayaくらいしかないのでそこまで環境に甚大な影響を与えるということも無さそうです。ただ、神々の軍勢後にビート勢力(白青ヒロイック、赤単、黒単)に押され気味だったNayaにとっては強力な一枚になることでしょう。
● 予言の炎語り RR① 1/3
神々の軍勢後もリミテレベルの怪しいカード満載だった赤単を強化するカードとして期待されます。純粋なパワーカードとみせかけて、実はドラゴンのマントルやタイタンの力のサポートが無いと仕事をしないのでまだ実力の真偽は定かではありません。しかし、それを差し引いたとしても今の赤単で積まれているカードと比較すると明らかに強力なのである程度は使われるのではないでしょうか?
● 力による操縦 RR① ソーサリー
最近頻繁に収録されているお馴染みの脅しつけ枠です。しかし、2体目も奪えるこの脅しつけを従来のそれとは一線を画する性能だといっていいでしょう。というのも、従来のビートでは
脅しつけをサイドインする→攻撃的なカードがデッキから減る→相手がディフェンシブに立ち回るのもあってライフが中々減らない→脅しつけを撃ったとしても殺しきれない
というケースが頻発していました。しかし2体奪えるとなれば話は別です。唯一惜しむとすればサイドインしたいNayaがメタゲーム的に以前よりも大人しくなってしまったことですが、それでも赤単は何枚かはサイドに入れていい強さでしょう。
● モーギスの軍用犬 R① 2/2
常火の幻霊や死呻きの略奪者のようなリミテカードですらデッキに入れざるをえなかった赤単からすればモーギスの軍用犬は願ってもない福音となるでしょう。Nayaが以前ほど多くはないのでバンザイアタックになる機会が少ないであろうことも追い風です。
● 大歓楽の幻霊 RR 2/2
今まで赤単はコントロールに対する明確なアンチカードがありませんでしたが、このカードの登場によってその状況も終わりました。エスパー相手に2ターン目に出すのがただの2/1バニラ(闘技場の競技者)か殴れる紅蓮光電の柱ではどちらが良いかは言うまでもないでしょう。エスパーは今回のニクスへの旅でかなり強化されたデッキですのでそれに対するアンチデッキとして赤単の中心を担う存在になりそうです。
● サテュロスの重装歩兵 R 1/1
恩寵の重装歩兵と比較すると泣きたくなりますが、それでも赤単には貴重な追加戦力です。
緑に続きます
実用的な1マナ除去が帰ってきました。これで最も割を食らうのが同じ色の赤単というのは何とも皮肉な話ですが、ブロック構築でマグマのしぶきを使えるデッキは赤単とNayaくらいしかないのでそこまで環境に甚大な影響を与えるということも無さそうです。ただ、神々の軍勢後にビート勢力(白青ヒロイック、赤単、黒単)に押され気味だったNayaにとっては強力な一枚になることでしょう。
● 予言の炎語り RR① 1/3
神々の軍勢後もリミテレベルの怪しいカード満載だった赤単を強化するカードとして期待されます。純粋なパワーカードとみせかけて、実はドラゴンのマントルやタイタンの力のサポートが無いと仕事をしないのでまだ実力の真偽は定かではありません。しかし、それを差し引いたとしても今の赤単で積まれているカードと比較すると明らかに強力なのである程度は使われるのではないでしょうか?
● 力による操縦 RR① ソーサリー
最近頻繁に収録されているお馴染みの脅しつけ枠です。しかし、2体目も奪えるこの脅しつけを従来のそれとは一線を画する性能だといっていいでしょう。というのも、従来のビートでは
脅しつけをサイドインする→攻撃的なカードがデッキから減る→相手がディフェンシブに立ち回るのもあってライフが中々減らない→脅しつけを撃ったとしても殺しきれない
というケースが頻発していました。しかし2体奪えるとなれば話は別です。唯一惜しむとすればサイドインしたいNayaがメタゲーム的に以前よりも大人しくなってしまったことですが、それでも赤単は何枚かはサイドに入れていい強さでしょう。
● モーギスの軍用犬 R① 2/2
常火の幻霊や死呻きの略奪者のようなリミテカードですらデッキに入れざるをえなかった赤単からすればモーギスの軍用犬は願ってもない福音となるでしょう。Nayaが以前ほど多くはないのでバンザイアタックになる機会が少ないであろうことも追い風です。
● 大歓楽の幻霊 RR 2/2
今まで赤単はコントロールに対する明確なアンチカードがありませんでしたが、このカードの登場によってその状況も終わりました。エスパー相手に2ターン目に出すのがただの2/1バニラ(闘技場の競技者)か殴れる紅蓮光電の柱ではどちらが良いかは言うまでもないでしょう。エスパーは今回のニクスへの旅でかなり強化されたデッキですのでそれに対するアンチデッキとして赤単の中心を担う存在になりそうです。
● サテュロスの重装歩兵 R 1/1
恩寵の重装歩兵と比較すると泣きたくなりますが、それでも赤単には貴重な追加戦力です。
緑に続きます
《テーロスブロック構築》ニクスへの旅で使われるカード:黒編
2014年4月21日 テーロスブロック構築
ファリカに選ばれしもの B 1/1
黒は今まで1マナの対ビート用カードがありませんでした。そのため、まず有り得ないと思いますが、今後もし赤単がTier1に躍り出てくることがあれば黒単のサイドボードに居場所を見つけるかもしれません。
全希望の消失 BB④ ソーサリー
同じマナ圏にエルズペスがいることと環境にはエンチャントの生物が蔓延していることからこの環境の全体除去にはなりえません。しかし、エンチャント生物が多いことを逆手にとって信心に寄せた遅めのタイプの黒単が使うかもしれませんね。
節くれの傷皮持ち B 2/1
最近はサバンナライオンの上位互換が大量に刷られますね。黒単は1マナ2/1を8枚体制にして赤単並に前のめりな形にする選択肢が現実味を帯びてきました。授与があるので中盤、終盤以降にトップしても腐らないのが嬉しいですね。悪意に満ちた蘇りし幻霊と入れ替える形になりそうです。
脳蛆 B① 1/1
この環境を語る上で決して外せないカードが太陽の勇者エルズペスです。そしてエルズペスはどんなに早くても登場するのが5ターン目、ないし6ターン目なので、この環境のハンデスは他フォーマットと比較して賞味期限が長い=腐り辛い、といえます。黒単が今までよくあった負けパターンの一つが、ある程度はライフを詰めるたのにギリギリの所でエルズペスを出され足が止まってそのままgg、というものでした。しかし、思考囲いに加えてさらにハンデスが一種類増えればその負けパターンをかなり減らすことができそうです。勿論、2ターン目に出して運命の工作員に飛んでくるはずの2マナ除去を抜く動きも相当強力。昨年のPTドラゴンの迷路で活躍した罪の収集者と同じく、エスパーミラーでも大いに活躍することでしょう。後述のエレボスの代行者と並んで黒が入っているデッキならかなりの数で採用されるのではないでしょうか。
饗宴の主 BB① 5/5
黒は本当にどんどん役者が揃っていきますが、まさか黒単色でパーツがここまで増えるとは半年前のブロック構築初期は誰が予想できたでしょうか。今後は黒単も数合わせとしての意味合いがあった夜の咆哮獣に退席してもらうことになりそうです。饗宴の主はエンチャントなので色々なカードに引っかかりはしますが、それでも3ターン目に出てくる5/5飛行は全てを許してしまう性能で、スフィンクスとドラゴンに勝てるマッシブボディは見た目以上に環境的に強力でしょう。
デメリットのドロー能力も相手に5/5飛行への回答さえ引かせなければハンドアドバンテージを活かす前に殴り切れそうなのでそれほど気にならないように思います。思考囲い(除去)→脳蛆(除去)→饗宴の主→相手は死ぬ。
エレボスの代行者 B③ 2/2
第三エキスパンションにしてやっと墓地対策が登場しました。この環境にリアニメイトは速度があるわけではないので4マナ2/2でも十分間に合います。オロスコントロールを愛用していた自分としても嬉しい限りです。ただ、2/4の狩猟者や0/3の女人像で止まってしまうのは大きなマイナスポイントなので生物としての価値はあまり期待できません。あくまで相手の墓地を全掃除する4マナソーサリーくらいとしてみておくべきだと思います。黒単の場合はかなりカードが揃ってきているので、墓地を掃除するよりも速やかに殴りきってしまうプランを取るほうが実は勝率は高いかもしれません。むしろこのカードは黒単よりもエスパーやオロス、そしてリアニメイトなどで頻繁に採用されるかもしれませんね。あと、シングルシンボルなので今後のリアニメイトの動向次第では思わぬデッキがコレのために黒をタッチするかもしれません。
信者の沈黙 BB② インスタント
神々の軍勢における金箔剥しがブロック構築環境に与えたインパクトと比べると、その衝撃は一段落ちるものの、それでも環境への影響は大きいでしょう。神討ちや運命の泉の項でも説明したように、エスパーはこれのお陰でタップアウトしなければならないケースが以前よりも相当減るはずなので今まで以上にカウンターを構えやすくなります。また、このカードのせいで黒単は「マナがあるならエンチャント生物は大体授与しとけばOK」というプレイを改めなければならなくなりました。
最悪の恐怖 B⑦ ソーサリー
運命の泉が予言の分割払いならこちらは精神隷属機の一括払いです。8マナというと一見、到底払えるようには思えませんが、同じ8マナの灰燼の乗り手も素出しすることがあることを考えると意外にも使用機会は多そうです。コントロールのエルズペスに足止めを喰らい敗色濃厚な緑系ビートが起死回生の一発として撃った最悪の恐怖が通ればゲームは簡単に終わるでしょう。この環境では女人像が死ににくいこととB⑦というシングルシンボルであることを理由にナヤにタッチで1枚ほど刺すと面白い一発逆転が見られるかもしれませんね。
次は赤に続きます
こんな当たり前のことしか書いてないプレビューはさっさと終わらせて早く本題に移りたいですね。
黒は今まで1マナの対ビート用カードがありませんでした。そのため、まず有り得ないと思いますが、今後もし赤単がTier1に躍り出てくることがあれば黒単のサイドボードに居場所を見つけるかもしれません。
全希望の消失 BB④ ソーサリー
同じマナ圏にエルズペスがいることと環境にはエンチャントの生物が蔓延していることからこの環境の全体除去にはなりえません。しかし、エンチャント生物が多いことを逆手にとって信心に寄せた遅めのタイプの黒単が使うかもしれませんね。
節くれの傷皮持ち B 2/1
最近はサバンナライオンの上位互換が大量に刷られますね。黒単は1マナ2/1を8枚体制にして赤単並に前のめりな形にする選択肢が現実味を帯びてきました。授与があるので中盤、終盤以降にトップしても腐らないのが嬉しいですね。悪意に満ちた蘇りし幻霊と入れ替える形になりそうです。
脳蛆 B① 1/1
この環境を語る上で決して外せないカードが太陽の勇者エルズペスです。そしてエルズペスはどんなに早くても登場するのが5ターン目、ないし6ターン目なので、この環境のハンデスは他フォーマットと比較して賞味期限が長い=腐り辛い、といえます。黒単が今までよくあった負けパターンの一つが、ある程度はライフを詰めるたのにギリギリの所でエルズペスを出され足が止まってそのままgg、というものでした。しかし、思考囲いに加えてさらにハンデスが一種類増えればその負けパターンをかなり減らすことができそうです。勿論、2ターン目に出して運命の工作員に飛んでくるはずの2マナ除去を抜く動きも相当強力。昨年のPTドラゴンの迷路で活躍した罪の収集者と同じく、エスパーミラーでも大いに活躍することでしょう。後述のエレボスの代行者と並んで黒が入っているデッキならかなりの数で採用されるのではないでしょうか。
饗宴の主 BB① 5/5
黒は本当にどんどん役者が揃っていきますが、まさか黒単色でパーツがここまで増えるとは半年前のブロック構築初期は誰が予想できたでしょうか。今後は黒単も数合わせとしての意味合いがあった夜の咆哮獣に退席してもらうことになりそうです。饗宴の主はエンチャントなので色々なカードに引っかかりはしますが、それでも3ターン目に出てくる5/5飛行は全てを許してしまう性能で、スフィンクスとドラゴンに勝てるマッシブボディは見た目以上に環境的に強力でしょう。
デメリットのドロー能力も相手に5/5飛行への回答さえ引かせなければハンドアドバンテージを活かす前に殴り切れそうなのでそれほど気にならないように思います。思考囲い(除去)→脳蛆(除去)→饗宴の主→相手は死ぬ。
エレボスの代行者 B③ 2/2
第三エキスパンションにしてやっと墓地対策が登場しました。この環境にリアニメイトは速度があるわけではないので4マナ2/2でも十分間に合います。オロスコントロールを愛用していた自分としても嬉しい限りです。ただ、2/4の狩猟者や0/3の女人像で止まってしまうのは大きなマイナスポイントなので生物としての価値はあまり期待できません。あくまで相手の墓地を全掃除する4マナソーサリーくらいとしてみておくべきだと思います。黒単の場合はかなりカードが揃ってきているので、墓地を掃除するよりも速やかに殴りきってしまうプランを取るほうが実は勝率は高いかもしれません。むしろこのカードは黒単よりもエスパーやオロス、そしてリアニメイトなどで頻繁に採用されるかもしれませんね。あと、シングルシンボルなので今後のリアニメイトの動向次第では思わぬデッキがコレのために黒をタッチするかもしれません。
信者の沈黙 BB② インスタント
神々の軍勢における金箔剥しがブロック構築環境に与えたインパクトと比べると、その衝撃は一段落ちるものの、それでも環境への影響は大きいでしょう。神討ちや運命の泉の項でも説明したように、エスパーはこれのお陰でタップアウトしなければならないケースが以前よりも相当減るはずなので今まで以上にカウンターを構えやすくなります。また、このカードのせいで黒単は「マナがあるならエンチャント生物は大体授与しとけばOK」というプレイを改めなければならなくなりました。
最悪の恐怖 B⑦ ソーサリー
運命の泉が予言の分割払いならこちらは精神隷属機の一括払いです。8マナというと一見、到底払えるようには思えませんが、同じ8マナの灰燼の乗り手も素出しすることがあることを考えると意外にも使用機会は多そうです。コントロールのエルズペスに足止めを喰らい敗色濃厚な緑系ビートが起死回生の一発として撃った最悪の恐怖が通ればゲームは簡単に終わるでしょう。この環境では女人像が死ににくいこととB⑦というシングルシンボルであることを理由にナヤにタッチで1枚ほど刺すと面白い一発逆転が見られるかもしれませんね。
次は赤に続きます
こんな当たり前のことしか書いてないプレビューはさっさと終わらせて早く本題に移りたいですね。
《テーロスブロック構築》ニクスへの旅で使われるカード:青編
2014年4月20日 テーロスブロック構築
●運命の泉 U① エンチャント
エスパーの強い動きは3ターン目に英雄の死とカウンターの二面待ちをすることです。運命の泉はそれを可能にし、また、5ターン目に設置したとしても除去orカウンターの二面待ちを可能にします。従来のエスパーの負けパターンの一つがタップアウトしたせいでカウンターを撃つタイミングを逃してしまい、そのまま場に出た脅威に対処できず巻け、というものでした。
運命の泉は合計4マナかかるとはいえ分割先置きが可能なので今後目にする機会は多いのではないでしょうか。そういえばALAブロック構築でもエスパーで使われていましたしね。少なくとも、ライフロスが無い分、骨読みに取って変わられるのはまず間違いないでしょう。そこまで強いカードではないものの、それなりに使用されるような気がします。
●大地への縫いつけ U① エンチャント
今は亡きUG Flshに入れて責め苦の伝令に付けたい一枚です。2マナで軽量生物からファッティまで幅広く対応できる擬似除去はリミテでは活躍が約束されていますが、他にも選択肢が豊富なブロック構築では難しそうです。
ただし、テーロスしか使えなかった頃のブロック構築で稀に見た青単のようなアーキタイプが復活するとすれば間違いなく使われます。
●深海からの引き寄せ UU② ソーサリー
アドバンテージカードとして。枠があるならばエスパーのようなコントロールに1枚くらい指すと面白いかもしれません。英雄の破滅と予言を戻せば相手の心は折れます。
黒に続きます
エスパーの強い動きは3ターン目に英雄の死とカウンターの二面待ちをすることです。運命の泉はそれを可能にし、また、5ターン目に設置したとしても除去orカウンターの二面待ちを可能にします。従来のエスパーの負けパターンの一つがタップアウトしたせいでカウンターを撃つタイミングを逃してしまい、そのまま場に出た脅威に対処できず巻け、というものでした。
運命の泉は合計4マナかかるとはいえ分割先置きが可能なので今後目にする機会は多いのではないでしょうか。そういえばALAブロック構築でもエスパーで使われていましたしね。少なくとも、ライフロスが無い分、骨読みに取って変わられるのはまず間違いないでしょう。そこまで強いカードではないものの、それなりに使用されるような気がします。
●大地への縫いつけ U① エンチャント
今は亡きUG Flshに入れて責め苦の伝令に付けたい一枚です。2マナで軽量生物からファッティまで幅広く対応できる擬似除去はリミテでは活躍が約束されていますが、他にも選択肢が豊富なブロック構築では難しそうです。
ただし、テーロスしか使えなかった頃のブロック構築で稀に見た青単のようなアーキタイプが復活するとすれば間違いなく使われます。
●深海からの引き寄せ UU② ソーサリー
アドバンテージカードとして。枠があるならばエスパーのようなコントロールに1枚くらい指すと面白いかもしれません。英雄の破滅と予言を戻せば相手の心は折れます。
黒に続きます
《テーロスブロック構築》ニクスへの旅で使われるカード:白編
2014年4月19日 テーロスブロック構築
DNはレガシー用に別に持っていますが使い分けたいので新しく作りました。ここ数年は参入が容易かつ楽に俺TUEEEできるブロック構築にお熱なので来たるブロック構築PTに向けてニクスへの旅のカードをブロック構築の視点から評価をしてみました。
●アジャニの存在 W インスタント
ブロック構築がまだテーロスしか使えなかった半年前、白青ヒロイックは4チケの貧乏デッキとしてMO上で一定の支持を集めていました。が、メタ上での立ち位置はせいぜいTier2止まりで、それは神々の軍勢が出てからも変わりませんでした。
なぜか?その理由は安定性の欠如とデッキ構造上からくる1:2交換の取られやすさにありました。アジャニの存在は神々の思し召しと並んで1:2交換を極力減らして白青ヒロイックの弱点を埋めてくれる1枚になるかもしれません。以前どこかで「白青ヒロイックは神々の思し召しが8枚必要」という意見を見ましたが自分も凄くそれに納得しました。今後白青ヒロイックはどうなるのか目が離せません。
●ニクス毛の雄羊 W① 0/5
これは強い。ビート系全般(特に赤!)に対して非常に強力な壁として立ちはだかることでしょう。数年前のスタンにあったジャンドに対する前兆の壁を髣髴とさせます。ただ、唯一気になるのは一番入れたいエスパーに入れ辛いということです。というのも、エスパーは事実上の青黒コントロールタッチ白という形態をとっているので2ターン目にW①は出せないからです。
エスパーは今後、このカードの為にマナベースを白に寄せるのでしょうか?それとも中盤以降でも出せれば良いというスタンスでマナベースは変えず、数枚積む程度に留めるのでしょうか?プロプレイヤーの構築手腕に注目が集まります。ちなみに、リアニメイトはメインサイト合わせて4積は確実だと思います。
●神討ち W① インスタント
やったぜ。環境にエンチャントでない実用的アーティファクトは存在しないので存在の破棄とそのまま入れ替える形になりそうです。インスタントなのも◎
あおりを受けるエレボス神とゼナゴス神はご愁傷様としかいえません。しかし、この神討ちも、もしかしたら後述の払拭の光にそのスペースを奪われ、一度も日の目を見ることなく終わるかもしれません。
●定命の者の強情 W エンチャント
ビートダウンは2本目以降、サイドチェンジでカードを入れ替えすぎるとデッキが持つ本来のパワーが損なわれてしまうというジレンマを抱えています。しかし、定命の者の強情なら白青ヒロイックの方向性を堅持しつつサイドカードとして働くためそんなジレンマもありません。このカードは見方によっては英雄の誘発用スペルとしてもエンチャント対策カードとしても中途半端かもしれませんが、上手く効果的に機能した時の強さは間違いないでしょう。
●ラゴンナ団の先駆者 W 0/4
1マナ0/4シリーズも近年は随分インフレしてきました。注目すべき点はデフォルトの状態でも稲妻の一撃と胆汁病、神々の憤怒といった環境の基本除去で落ちないところです。この除去耐性のお陰で先手2ターン目ランドセットだけで返してきた相手に対してこちらは後手2ターン目に躊躇なくラゴンナ団の先駆者にタッサの試練を貼ることができます。
そして次のターンに何か適当なスペルで対象にして殴れば3ターン目なのにあっという間に4/8クリーチャーのできあがりです。恩寵の重装兵ではこうはいきません。
●復仇 W① インスタント
神々の軍勢に収録されていれば待望のNaya対策として間違いなく注目を集めていたのではないでしょうか。しかし、1月まで環境を独占していたNayaも今となってはTier2。ここで再録されてもインパクトは弱かったですね。むしろ、環境の健全化のためにテーロスに収録するべきだったのでは?
●払拭の光 W② エンチャント
ご存知忘却の輪。万能除去として白入りデッキに多く採用され、想像通りの活躍が期待されます。ただ、既存のデッキの3マナ圏はどれも既に主力カードで埋まっているためスペースをどう作るかが難しそうです。PTでは想像していたよりも案外見る機会は少ないかもしれませんね。
青に続きます
●アジャニの存在 W インスタント
ブロック構築がまだテーロスしか使えなかった半年前、白青ヒロイックは4チケの貧乏デッキとしてMO上で一定の支持を集めていました。が、メタ上での立ち位置はせいぜいTier2止まりで、それは神々の軍勢が出てからも変わりませんでした。
なぜか?その理由は安定性の欠如とデッキ構造上からくる1:2交換の取られやすさにありました。アジャニの存在は神々の思し召しと並んで1:2交換を極力減らして白青ヒロイックの弱点を埋めてくれる1枚になるかもしれません。以前どこかで「白青ヒロイックは神々の思し召しが8枚必要」という意見を見ましたが自分も凄くそれに納得しました。今後白青ヒロイックはどうなるのか目が離せません。
●ニクス毛の雄羊 W① 0/5
これは強い。ビート系全般(特に赤!)に対して非常に強力な壁として立ちはだかることでしょう。数年前のスタンにあったジャンドに対する前兆の壁を髣髴とさせます。ただ、唯一気になるのは一番入れたいエスパーに入れ辛いということです。というのも、エスパーは事実上の青黒コントロールタッチ白という形態をとっているので2ターン目にW①は出せないからです。
エスパーは今後、このカードの為にマナベースを白に寄せるのでしょうか?それとも中盤以降でも出せれば良いというスタンスでマナベースは変えず、数枚積む程度に留めるのでしょうか?プロプレイヤーの構築手腕に注目が集まります。ちなみに、リアニメイトはメインサイト合わせて4積は確実だと思います。
●神討ち W① インスタント
やったぜ。環境にエンチャントでない実用的アーティファクトは存在しないので存在の破棄とそのまま入れ替える形になりそうです。インスタントなのも◎
あおりを受けるエレボス神とゼナゴス神はご愁傷様としかいえません。しかし、この神討ちも、もしかしたら後述の払拭の光にそのスペースを奪われ、一度も日の目を見ることなく終わるかもしれません。
●定命の者の強情 W エンチャント
ビートダウンは2本目以降、サイドチェンジでカードを入れ替えすぎるとデッキが持つ本来のパワーが損なわれてしまうというジレンマを抱えています。しかし、定命の者の強情なら白青ヒロイックの方向性を堅持しつつサイドカードとして働くためそんなジレンマもありません。このカードは見方によっては英雄の誘発用スペルとしてもエンチャント対策カードとしても中途半端かもしれませんが、上手く効果的に機能した時の強さは間違いないでしょう。
●ラゴンナ団の先駆者 W 0/4
1マナ0/4シリーズも近年は随分インフレしてきました。注目すべき点はデフォルトの状態でも稲妻の一撃と胆汁病、神々の憤怒といった環境の基本除去で落ちないところです。この除去耐性のお陰で先手2ターン目ランドセットだけで返してきた相手に対してこちらは後手2ターン目に躊躇なくラゴンナ団の先駆者にタッサの試練を貼ることができます。
そして次のターンに何か適当なスペルで対象にして殴れば3ターン目なのにあっという間に4/8クリーチャーのできあがりです。恩寵の重装兵ではこうはいきません。
●復仇 W① インスタント
神々の軍勢に収録されていれば待望のNaya対策として間違いなく注目を集めていたのではないでしょうか。しかし、1月まで環境を独占していたNayaも今となってはTier2。ここで再録されてもインパクトは弱かったですね。むしろ、環境の健全化のためにテーロスに収録するべきだったのでは?
●払拭の光 W② エンチャント
ご存知忘却の輪。万能除去として白入りデッキに多く採用され、想像通りの活躍が期待されます。ただ、既存のデッキの3マナ圏はどれも既に主力カードで埋まっているためスペースをどう作るかが難しそうです。PTでは想像していたよりも案外見る機会は少ないかもしれませんね。
青に続きます