自分もブロック構築の機体デッキ構想時にタッチ青の可能性までは到達できていましたが、儀礼的拒否の4積は目から鱗でした。
やっぱりプロは凄いですね
●《メインボード》
4 《発明者の見習い》
4 《スレイベンの検査官》
4 《模範的な造り手》
4 《屑鉄場のたかり屋》
4 《経験豊富な操縦者》
3 《模範操縦士、デパラ》
4 《蓄霊稲妻》
3 《耕作者の荷馬車》
2 《無許可の分解》
4 《密輸人の回転翼機》
2 《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》
3 《平地》
3 《山》
4 《秘密の中庭》
4 《感動的な眺望所》
4 《尖塔断の運河》
4 《霊気拠点》
●《サイドボード》
4 《儀礼的拒否》
4 《流電砲撃》
2 《断片化》
2 《空鯨捕りの一撃》
1 《領事の旗艦、スカイソブリン》
2 《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》
2色タッチ2色デッキというトンデモマナベースにテーロスブロック構築時に自分が作った赤黒タッチエルズペスコントロール（→画像）の面影を感じて思わず組んで回してみました。
※余談
過去に自分が作ったブロック構築のデッキでもこれは会心の出来で環境中盤くらいまではまさにソリューション感も漂っていたのですが、GRMonsterがタッチ白でエルズペスを追加するのが主流になって勝てなくなったのであえなくお蔵入りになったデッキです。
さて、そんな当時の話は置いておくとして、マルドゥタッチ青機体でリーグに4回参加しての戦績はこんな感じでした。
●リーグ参加×4回の結果
２－０ Esper Midrange
２－１ Grixis Control
２－３ UW Flash
１－０ UG Hulk
１－０ UR Spell
１－０ Whit Weenie
１－０ Jeskai Control
１－０ WR Tokens
１－０ Energy Steroid
１－０ Bant Midrange
０－１ 4c Emerge
０－１ GW Human
０－１ Naya Midrange
２－３、４－１、４－１、３－２でした。
●雑感
・耕作の荷馬車が普通に強い
→最初は純正赤白ならピア・ナラーの方が絶対に強いと思っていました。が、案外そうではないかも。
理由１、密輸人の回転翼機と合わせて光輝の炎に強くなる
理由２、大きめの壁クリーチャーを出されても突っ込める
理由３、マナ基盤の安定にかなり有用 ←重要
・ミシュランは入れない方が絶対強い
→最初は赤白で纏めるならミシュランは絶対入れるべきだと思っていましたが、現状は入れない方が強いように感じました。
理由１、手がかり、コプター、たかり屋、デパラと、マナフラにかなり強いので起動する暇がない
理由２、これが殴るような状況＝土地5枚、大体負けてる
理由３、初速命なので初手にあるとテンポ損が致命的（っぽい）
・多分そのうちメタの端っこに追いやられる
→初見ではかなりやりおる印象でしたが、実際に使ってみると厳しいかも
理由１、青白フラッシュがキツイ。そして青白フラッシュはこの環境の王者っぽい
理由２、重めにすると本来の強みが失われて元々勝てる相手にも勝てなくなるような雰囲気
理由３、緑黒も段々増えてきそう
・タッチ青が超空気
理由１、霊気池全然いない(^o^)
理由２、現出も全然いない(^o^)
特に印象的だったのがUW Flashが相当キツそうだった点。
まだ、PTが終わって2日なので相手側のプレイングも至らない点が多くそれで拾ったゲームも多々ありましたが、この先どうなるかはかなり怪しい感じです。今ですら負け越してるし。
脳内では顕在的防御がかなり良い感じだったのでタッチ青をタッチ緑にしたりして使ってもみたのですが、タップインがキツすぎて没。
石術師の焦点で代用してみるものの、こちらは何か違うということで没。白や赤になった狩りの興奮でもあれば完璧なんですけどね。
あと、確定除去をほとんど取ってないのでアヴァシンを出されたゲームは殆ど負けました。
しかし確定除去はテンポ的な意味でもアド的な意味でもUW Flashに積極採用したいカードではないし・・・いやはや困ったもんです。
サイドボーディングについては赤白機体側は押せ押せドンドンのカードと相手への妨害カードを絶妙なバランスで成立させないといけないのでそこが難しいと感じました。
これに対してUW Flash側はG2以降とにかくスローゲームさえ心がけていればそのうち勝てるのでプランも分かりやすく簡単です。
これは対UW Flashに限った話ではありませんが、今の環境はプールに有効なサイドカードが少ないのでG2以降で相性をどうにかするのが難しいのかな、と思いました。（儀礼的拒否と光輝の炎は除く）
RadeDukeが使っていたようなマナカーブを重めにした構成や、TOP8にも残った横展開重視のトークン寄りにすればまた事情は変わってくるのかもしれませんが、うーん・・・どうなんでしょうね。
リーグに4回参加した感想としては、今環境は機体デッキで頑張るよりも、素直にUW Flashを握った方が良いのではないか？と強く感じました。
ここまでUW Flash age↑、赤白機体sage↓ばかりしましたが、機体デッキは高速アグロでありながら中盤以降も粘り強く、プレイについて考える箇所が多いので好きな人にとってはたまらないデッキなんじゃないかと思います。
なので愛好家も多いはずなので、どれだけ苦境に立たされても環境から完全に死滅することはまず無いと思います。
最近でいえば上陸ボロスやM12で8フェッチ＋渋面が出来た赤単に使用感はかなり近いと感じました。
●収支について
１、支出
4 20.33 ゼンディカーの同盟者、ギデオン
4 8.19密輸人の回転翼機
3 5.54劣塔断の運河
1 5.04劣塔断の運河
1 3.99領事の旗艦、スカイソブリン
2 2.79無私の霊魂
4 2.4感動的な眺望所
4 1.71霊気拠点
4 1.59蓄霊稲妻
1 1.54屑鉄場のたかり屋
2 1.19異端聖戦士、サリア
4 1.13秘密の中庭
4 0.79模範的な造り手
3 0.59耕作者の荷馬車
3 0.16模範操縦士、デパラ
4 0.51儀礼的拒否
4 0.2流電砲撃
2 0.09無許可の分解
4 0.04スレイベンの検査官
4 0.02発明者の見習い
4 0.02経験豊富な操縦者
2 0.005空鯨捕りの一撃
4 0.002流電砲撃
3 0.002断片化
リーグ参加費用×4：-480PP
プレイポイント：-480PP
チケット：-185.324Tix
２、収入
6 3.2KLD Booster
1 5.8ミシュラのガラクタ
4 21.01ゼンディカーの同盟者、ギデオン
4 11.96密輸人の回転翼機
4 7.26劣塔断の運河
2 3.71無私の霊魂
3 1.01耕作者の荷馬車
リーグ報酬×4：+500PP
プレイポイント：+500PP
チケット：+196.37Tix
３、総利益
4秘密の中庭
4感動的な眺望所
4模範的な造り手
1屑鉄場のたかり屋
4蓄霊稲妻
3模範操縦士、デパラ
4儀礼的拒否
4流電砲撃
2無許可の分解
3断片化
2空鯨捕りの一撃
1領事の旗艦、スカイソブリン
4霊気拠点
4スレイベンの検査官
4発明者の見習い
4経験豊富な操縦者
4流電砲撃
2異端聖戦士、サリア
プレイポイント：+20PP
チケット：+11.046Tix
手元に残ったカードが売値では40チケちょいあるのでチケット換算では+40くらい行くと思いますが・・・
2-3、4-1、4-1、3-2でこれは いや～キツイっす
3-1で6パック、4-0で１１パックの頃が懐かしい。。。
４ 模範的な造り手
３ 変速の名手
４ 経験豊富な操縦者
３ 屑鉄場のたかり屋
４ 模範操縦士、デパラ
２ 博覧会場の警備員
４ 密輸人の回転翼機
３ 耕作者の荷馬車
４ 高速警備車
２ 蓄霊稲妻
３ 無許可の分解
４ 感動的な眺望所
４ 秘密の中庭
４ 採石場
６ 山
４ 平地
２ 沼
・模範的な造り手 W 1/1
自分の戦闘開始時に茶をコントロールしていたら+2/+1
3つコントロールしていれば先制攻撃も得る
・経験豊富な操縦者 WR 3/1
Cipで占術2
機体に乗ったらその機体は+1/+1修正
・変速の名手 W① 2/1
先制攻撃
機体に乗ったらその機体は先制攻撃を得る
・屑鉄場のたかり屋 ② 3/2
ブロックに参加できない
①B墓地のクリーチャー1体リムーブ：墓地からこれを場に戻す
・博覧会場の警備員 ②W 1/3
Cipでクリーチャー1体リムーブ。それは～が場を離れたら戻る
カラデシュブロック構築の叩き台１発目、赤白ドワーフ機体です。
第一セットしか使えないブロック構築において、勝てるデッキにいくつかの共通点があります。
・二色地形・マナサポートがしっかりしている
・パワーカード（レア）が多い
・PWを複数枚積める
近年最もこの条件を満たしていたデッキといえば真っ先に挙げられるのがテーロスブロック構築における赤緑タッチ白モンスターでしょう。
2色地形8枚に加えて木彫りの女人像と旅するサテュロスのマナクリ8体でマナベースをガッチリ構築。そのマナ加速から世界を喰らうものポルクラノスや嵐息吹のドラゴン等の強力レアカードを連打。
除去が多い黒単信心にはゼナゴスとエルズペルの強力PWが嫌らしく働きます。
そりゃ強いに決まってます。
それで今回のブロック構築ですが、カラデシュの目玉である機体をフィーチャーした赤白機体ドワーフはまさにこれらポイントを全て満たす良い例です。
カラデシュのマナサポートは対抗色ミラ傷ランドになりますが、2色地形が4枚だけでは不安なもの。
しかし赤白と青緑はそれに加えてPlainsWalkerデッキにタップインランドが収録されているので白黒・青赤・緑黒と違って2色ランドを8枚使えるようになっています。
これだけなら青緑でも良さそうですが、赤白は2点目のパワーカードを連打できるという点で青緑より優れているように感じます。
具体的には・・・
1T目：模範的な造り手
2T目：密輸人の回転翼機
パンチ3点 残ライフ17
3T目：模範操縦士、デパラ
パンチ8点 残ライフ9
4T目：高速警備車
パンチ14点 gg
このように、何も考えず雑にマナカーブに沿って展開するだけでナチュラルに4キルできるのでデッキパワーという意味でも環境随一ではないかと思われます。
このムーブだと使ってるカードもレアだけですしね。
あと、赤白機体ドワーフはデッキに入っているカード全てがスタンダードでも通用するレベルであることも大きな特徴です。
通常、ブロック構築というとカード枚数が足りず渋々スタンダード構築では使われないようなカード・・・ブロック構築基準のカードを使わなければならないのですが、こと赤白機体ドワーフに至ってはそういったカードは全く入っていません。
唯一怪しいのが変速の名手くらいでしょうか。
しかし、この枠だってフルスポ公開前は競走路の熱狂者や亢進する地虫という明らかにスタン基準ではパワー不足のカードが収まっていたのでそれらと比べれば遥かに強力な1枚でまとめることができました。
上記のリストには反逆の先導者、チャンドラは入れていませんが、タッチ青をすればサヒーリ・ライとドビン・バーンも一応運用可能です。
カラデシュにはPWが4枚収録されていますが、そのうちの3枚も使えてしまうのはトリコカラーのみです。
仮に青をタッチせずとも、黒をタッチすれば無許可の分解や機械修復職人といったパワーカードに手を出すこともできます。
黒をタッチすれば普通にこれらを使えるのも赤白というカラーの強みですね。
MOでブロック構築のトーナメントが無くなってしまったのが本当に悔やまれます・・・
●余談
kaladesh inventionが使えればSol Ring4枚、Mana Vault4枚、Mana Crypt4枚、Mox Opal4枚のVintageもビックリのキチガイ茶単でハッスルできたんですけどね。残念です。
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