GPクアラルンプール、BMO終了。密輸人の回転翼機とスレイベンの検査官が共に32/32を達成してこの先スタンダード環境は一体どうなってしまうのか
2016年10月23日 Magic: The Gathering
●白青フラッシュ大暴れ!
・BMO
ナベさんの白青フラッシュ VS 優勝者の白青フラッシュ
・GPクアラルンプール TOP8
白青フラッシュ
白青フラッシュ
白青フラッシュ
白青フラッシュ
白青フラッシュ
白青フラッシュ
4色機体
マルドゥ機体
スレイベンの検査官32枚
密輸人の回転翼機32枚
ゼンディカーの同盟者、ギデオン31枚
優勝こそ4色機体が獲るものの、この土日は白青フラッシュがいかに強いデッキかを証明する週末となりました。
※白赤機体と白青フラッシュって立ち位置的にもプレイング的にもちょっと前の上陸ボロスとCawBladeに似てますよね・・・
自分はこれらのエントリー↓で度々白青フラッシュの脅威について触れていましたが、書いた後「ちょっとビビりすぎかな?」とも思っていました。
しかし、その心配は不幸にも的中してしまいました。
一体この先スタンダードはどうなってしまうのか・・・
●機体デッキのカード選択について
白青フラッシュの大躍進の影でTOP8には二人の機体デッキが入賞、しかも一人は優勝までしました。
優勝した松本さんの4色機体はPTでLeeSheeTianが使ったものと74枚同じ構成。
覚前さんのマルドゥ機体はLeeSheeTianのものをベースにメタに合わせた調整がしてあります。
・・・どっちのリストも自分が使ってるやつと全然違ってワロタ
特に大きな違いは以下の三点
1、マナベース
両者ともにマナベースはReidDuke型の土地24枚ミシュランタイプではなく、LeeSheeTian型の土地22枚荷馬車タイプです。
現環境で機体デッキがミシュランを起動する暇がないのは明らかで、だったら土地を切り詰めて荷馬車を採用してデッキ密度を濃くするLeeSheeTianタイプの方が正解だったようです。
それに荷馬車なら例えば白青フラッシュ相手に検査官、無私の霊魂、反射魔導士と並べられても殴れますしね。そういう意味でも正解は荷馬車だったようです。
2、発明者の見習いガン積
自分は発明者の見習いは白青フラッシュの反射魔導士と呪文捕えで簡単に止まってしまうので抜いて、そこにパワーカード(永遠の見守りとかサリアとか)を入れるべきだと考えていました。
ところがTOP8に入った二人のリストは共に発明者の見習いをガン積しています。
白赤機体はカードパワーを求めて中途半端に速度を落とすよりも本来の強み(速さ)を最大限追求した方が勝てる、ということですね。
3、苦渋の破棄不採用 無許可の分解採用
自分はクリーチャーにしか当てられず、無視の霊魂とアヴァシンに引っかかる無許可の分解は弱いと感じていて、だったら何にでも当てられる苦渋の破棄の方を採用すべきだと思っていました。
ところがTOP8に入った二人のリストが採用していたのは共に無許可の分解で覚前さんに至ってはメイン4積と、かなり攻めた構築をしています。
当然、苦渋の破棄に至ってはサイドにすらありません。
発明者の見習いと同じで対応力を求めて中途半端に速度を落とすよりも本来の強み(速さ)を最大限追及した方が勝てる、という判断だったようです。
白赤機体が使う無許可の分解の3点はサイカが使う蝕みの3点なんかよりも遥かに重くて痛いのでガン積は理に叶っています。
今回の結果を受けて、ありとあらゆる面で自分の構築がいかに下手糞かを思い知らされましたね。
自分は白青フラッシュにビビりすぎて対応力を上げる構築をしていましたが、正解はデッキ本来の強みを伸ばして相手の体勢が整う前に押し切る構築だったようです。
この辺がプロとパンピーの差ということで。
●オマケ
霊気池が減った今、ほぼ空気と化している儀礼的拒否を減らしてそこに革命的拒絶を入れる案は全く思いつきませんでした。
サイドボーディングに関しても自分はこれとは全然違ってプロとの腕の差を思い知らされました。
・BMO
ナベさんの白青フラッシュ VS 優勝者の白青フラッシュ
・GPクアラルンプール TOP8
白青フラッシュ
白青フラッシュ
白青フラッシュ
白青フラッシュ
白青フラッシュ
白青フラッシュ
4色機体
マルドゥ機体
スレイベンの検査官32枚
密輸人の回転翼機32枚
ゼンディカーの同盟者、ギデオン31枚
優勝こそ4色機体が獲るものの、この土日は白青フラッシュがいかに強いデッキかを証明する週末となりました。
※白赤機体と白青フラッシュって立ち位置的にもプレイング的にもちょっと前の上陸ボロスとCawBladeに似てますよね・・・
自分はこれらのエントリー↓で度々白青フラッシュの脅威について触れていましたが、書いた後「ちょっとビビりすぎかな?」とも思っていました。
PTでTOP8に入ったLee Shee Tianのマルドゥタッチ青機体を早速使ってみたのでその感想など。(10月18日)
http://mtgmtg.diarynote.jp/201610181809141316/
ReidDukeの白赤機体で青白フラッシュに勝つにはどうすればいいか考えたらいつの間にか赤要素が消えて白黒機体になっていた・・・(10月20日)
http://mtgmtg.diarynote.jp/201610201717323301/
マルドゥタッチ青機体と白赤機体を使ってみた雑感。PT後は純正のマルドゥ機体が一番だと思った話(10月21日)
http://mtgmtg.diarynote.jp/201610211921414708/
しかし、その心配は不幸にも的中してしまいました。
一体この先スタンダードはどうなってしまうのか・・・
●機体デッキのカード選択について
白青フラッシュの大躍進の影でTOP8には二人の機体デッキが入賞、しかも一人は優勝までしました。
GPクアラルンプール優勝 松本 郁弥 - 「4色機体」
《メインボード》
4 《発明者の見習い/Inventor’s Apprentice》
4 《スレイベンの検査官/Thraben Inspector》
4 《模範的な造り手/Toolcraft Exemplar》
4 《屑鉄場のたかり屋/Scrapheap Scrounger》
4 《経験豊富な操縦者/Veteran Motorist》
3 《模範操縦士、デパラ/Depala, Pilot Exemplar》
4 《蓄霊稲妻/Harnessed Lightning》
2 《無許可の分解/Unlicensed Disintegration》
4 《密輸人の回転翼機/Smuggler’s Copter》
3 《耕作者の荷馬車/Cultivator’s Caravan》
2 《ゼンディカーの同盟者、ギデオン/Gideon, Ally of Zendikar》
3 《山/Mountain》
3 《平地/Plains》
4 《秘密の中庭/Concealed Courtyard》
4 《感動的な眺望所/Inspiring Vantage》
4 《尖塔断の運河/Spirebluff Canal》
4 《霊気拠点/Aether Hub》
《サイドボード》
4 《儀礼的拒否/Ceremonious Rejection》
4 《流電砲撃/Galvanic Bombardment》
2 《断片化/Fragmentize》
1 《無許可の分解/Unlicensed Disintegration》
2 《領事の旗艦、スカイソブリン/Skysovereign, Consul Flagship》
2 《ゼンディカーの同盟者、ギデオン/Gideon, Ally of Zendikar》
覚前 輝也 - 「マルドゥ・機体」
《メインボード》
4 《発明者の見習い/Inventor’s Apprentice》
4 《スレイベンの検査官/Thraben Inspector》
4 《模範的な造り手/Toolcraft Exemplar》
4 《屑鉄場のたかり屋/Scrapheap Scrounger》
4 《経験豊富な操縦者/Veteran Motorist》
2 《模範操縦士、デパラ/Depala, Pilot Exemplar》
1 《ピア・ナラー/Pia Nalaar》
4 《蓄霊稲妻/Harnessed Lightning》
4 《無許可の分解/Unlicensed Disintegration》
4 《密輸人の回転翼機/Smuggler’s Copter》
3 《耕作者の荷馬車/Cultivator’s Caravan》
7 《山/Mountain》
3 《平地/Plains》
4 《秘密の中庭/Concealed Courtyard》
4 《感動的な眺望所/Inspiring Vantage》
4 《霊気拠点/Aether Hub》
《サイドボード》
4 《稲妻織り/Weaver of Lightning》
4 《流電砲撃/Galvanic Bombardment》
1 《断片化/Fragmentize》
1 《神聖な協力/Blessed Alliance》
3 《ゼンディカーの同盟者、ギデオン/Gideon, Ally of Zendikar》
2 《反逆の先導者、チャンドラ/Chandra, Torch of Defiance》
優勝した松本さんの4色機体はPTでLeeSheeTianが使ったものと74枚同じ構成。
覚前さんのマルドゥ機体はLeeSheeTianのものをベースにメタに合わせた調整がしてあります。
・・・どっちのリストも自分が使ってるやつと全然違ってワロタ
特に大きな違いは以下の三点
1、マナベース
両者ともにマナベースはReidDuke型の土地24枚ミシュランタイプではなく、LeeSheeTian型の土地22枚荷馬車タイプです。
現環境で機体デッキがミシュランを起動する暇がないのは明らかで、だったら土地を切り詰めて荷馬車を採用してデッキ密度を濃くするLeeSheeTianタイプの方が正解だったようです。
それに荷馬車なら例えば白青フラッシュ相手に検査官、無私の霊魂、反射魔導士と並べられても殴れますしね。そういう意味でも正解は荷馬車だったようです。
2、発明者の見習いガン積
自分は発明者の見習いは白青フラッシュの反射魔導士と呪文捕えで簡単に止まってしまうので抜いて、そこにパワーカード(永遠の見守りとかサリアとか)を入れるべきだと考えていました。
ところがTOP8に入った二人のリストは共に発明者の見習いをガン積しています。
白赤機体はカードパワーを求めて中途半端に速度を落とすよりも本来の強み(速さ)を最大限追求した方が勝てる、ということですね。
3、苦渋の破棄不採用 無許可の分解採用
自分はクリーチャーにしか当てられず、無視の霊魂とアヴァシンに引っかかる無許可の分解は弱いと感じていて、だったら何にでも当てられる苦渋の破棄の方を採用すべきだと思っていました。
ところがTOP8に入った二人のリストが採用していたのは共に無許可の分解で覚前さんに至ってはメイン4積と、かなり攻めた構築をしています。
当然、苦渋の破棄に至ってはサイドにすらありません。
発明者の見習いと同じで対応力を求めて中途半端に速度を落とすよりも本来の強み(速さ)を最大限追及した方が勝てる、という判断だったようです。
白赤機体が使う無許可の分解の3点はサイカが使う蝕みの3点なんかよりも遥かに重くて痛いのでガン積は理に叶っています。
今回の結果を受けて、ありとあらゆる面で自分の構築がいかに下手糞かを思い知らされましたね。
自分は白青フラッシュにビビりすぎて対応力を上げる構築をしていましたが、正解はデッキ本来の強みを伸ばして相手の体勢が整う前に押し切る構築だったようです。
この辺がプロとパンピーの差ということで。
●オマケ
デッキテク:齋藤 友晴の「4色機体」講座
http://coverage.mtg-jp.com/gpkl16/article/017875/#
霊気池が減った今、ほぼ空気と化している儀礼的拒否を減らしてそこに革命的拒絶を入れる案は全く思いつきませんでした。
サイドボーディングに関しても自分はこれとは全然違ってプロとの腕の差を思い知らされました。
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