土地だと思います。(割と真剣)
さて、ここまで主に現在のメタゲーム目線でニクスへの旅で使われそうなカードを見てきました。
しかし、書いた自分で言うのも何ですが、信者の沈黙やエレボスの代行者などの既に活躍が約束されているカードについてダラダラ語った文章に価値はありません。何故ならそれらエースカードが活躍するのは誰の目から見ても明らかだからです。
そこで、今度はメタデッキではなくニクスへの旅のお陰で新たに登場する(かもしれない)アーキタイプの可能性についてマナベースを視点に探ってみたいと思います。幸い、ニクスへの旅ではリミテッドだけでなくブロック構築目線から見ても構築意欲を刺激する魅力的かつ強力なカードが多数存在するのでマナベースが大幅に充実したPTニクスへの旅ではマナベースの不安定性を理由に今まで存在できなかったデッキが多数登場するかもしれませんね。
●疾病の神殿と天啓の神殿の影響
ニクスへの旅加入により占術ランドが10種類揃い踏みしました。これによって今まで組みたくても組み辛かったグリクシス、ジャンド、ジャンク、トリコロール、RUG、BUGといった六つのカラーコンビネーションがやっとデッキとして形になるマナベースを手に入れたのです
神々の軍勢後は一足先にエスパー、ナヤ、オロス、バントの四つが占術ランド12枚になりました。その中でもエスパーは啓蒙の神殿が出たことで初めてデッキとして形になりました(金箔付けの存在はこの際置いておきます) し、またオロスも悪意の神殿を得たことでやっと現実的なトーナメントデッキに仕上がりました。ナヤにおいては言わずもがな、です。
唯一トーナメントデッキ足り得なかったのはバントですが、バントといえど今回のニクスへの旅で加入したカードを上手く使うことができればまだまだ分かりません。こういった過去の前例から考えて、ニクスへの旅が加入したブロック構築では新しいデッキタイプが登場したとしても何ら驚きは無いでしょう。各カラーについてはパッと見でこんな感じでしょうか?
・ジャンド
思考囲いでコントロールを殺してビート相手にはエレボスの鞭で勝つという構想のJund(GR Monsterタッチ黒)は10月の時点で既に存在していました。しかし、マナベースの都合から当時は当然上手くいきませんでした。その状態は神々の軍勢で悪意の神殿が出てからも変わらず。それから半年後、3度目の正直としてジャンドは今度こそデッキとして成り立つのでしょうか?個人的には一番期待したいカラーコンビネーションです。
・ジャンク
テーロスブロック構築におけるこのカラーといえばリアニメイトの専売特許になってしまいましたが、今回の土地加入で通常のジャンクにも芽が出てきました。黒の優秀なスペルと緑のマナクリーチャーとエルズペスの組み合わせはパッと見では死角が見当たりません。ファリカ本人とエレボスの代行者でGWBカラーの代名詞をリアニメイトから奪うことはできるでしょうか?
・グリクシス
黒単をはじめ、環境のビートが強化されるのは規定路線なので二大除去カラーである黒と赤で構成されるグリクシスコントロールは中々デッキとして戦えそうです。ただ、フィニッシャーに大正義エルズペスが取れないのでその穴をどうするかが焦点となりそうです。ケラノスあたりが使われるとすればこのカラーではないでしょうか?
・トリコロール
神々の軍勢後、倒すべき環境の基本生物が赤緑の怪物達から小粒なウイニィークリーチャーに推移しており、その傾向はニクスへの旅後も継続すると思われます。したがって、除去の大部分を赤の火力に頼るトリコロールが日の目を見ることもあるかもしれません。MTGの大原則として、このカラーは対コントロール戦においてエスパーに遅れを取りますが、その分ビートとの相性はエスパー以上であるので環境のビートの動向次第では十分に芽はあるのではないでしょうか?
・RUG
このカラーコンビネーションのデッキはコントロールとして完全に1から組むかBRモンスタータッチUで組むかで方向性が全く異なります。コントロールとして組む場合、どうなるかは全く想定できませんが、BRモンスタータッチUの場合はNayaのサテュロスとエルズペスをキオーラの支持者とスフィンクスに変更するような形になるのではないでしょうか。これは自分も神々の軍勢後、真っ先に試しましたがマナバランスの問題で1時間と立たず没になりました。しかし、今なら、もしかしたらいけるかもしれません。
・BUG
いまいち強い形が想像できませんでした。
●マナの合流点の影響
神々の軍勢までしか使えない現在でも2色デッキとしては白青ヒロイックと黒白ヒロイックが存在します。しかしニクスへの旅リリース後は更に多くの2色ビートダウンデッキが登場するやもしれません。
その理由の一つがこのマナの合流点です。これまでも2色で組んでみたいビートダウン系のデッキは白青と黒白カラー以外にも沢山ありました。しかし、マナベースの不安定性から事故率が高く、どうしても“回ったときはブン周りで勝てる”くらいのデッキでないと使う理由が見つけられませんでした。それでヒロイック系のデッキしか2色ビートとして環境に存在できなかったわけです。しかし、マナの合流点があればマナベースの問題もかなり改善されるので、他の純粋なビートダウンにも芽が出てくるやもしれません。10種類もカラーがあるので一ひとつに対しての言及は避けますが、どれもいけそうなカラーばかりで期待できますね。
ニクスへの旅では既存のメタデッキを強化するカードやそれらメタデッキに対するアンチカードが大量に現れました。また、占術ランドに加えてまさかの真鍮の都が収録され、環境のマナベースもだいぶ変わりそうです。これらの大きな変化を受けてPTではプロたちはどんなデッキを用意してくるのでしょうか。今から楽しみで仕方ありません。
さて、ここまで主に現在のメタゲーム目線でニクスへの旅で使われそうなカードを見てきました。
しかし、書いた自分で言うのも何ですが、信者の沈黙やエレボスの代行者などの既に活躍が約束されているカードについてダラダラ語った文章に価値はありません。何故ならそれらエースカードが活躍するのは誰の目から見ても明らかだからです。
そこで、今度はメタデッキではなくニクスへの旅のお陰で新たに登場する(かもしれない)アーキタイプの可能性についてマナベースを視点に探ってみたいと思います。幸い、ニクスへの旅ではリミテッドだけでなくブロック構築目線から見ても構築意欲を刺激する魅力的かつ強力なカードが多数存在するのでマナベースが大幅に充実したPTニクスへの旅ではマナベースの不安定性を理由に今まで存在できなかったデッキが多数登場するかもしれませんね。
●疾病の神殿と天啓の神殿の影響
ニクスへの旅加入により占術ランドが10種類揃い踏みしました。これによって今まで組みたくても組み辛かったグリクシス、ジャンド、ジャンク、トリコロール、RUG、BUGといった六つのカラーコンビネーションがやっとデッキとして形になるマナベースを手に入れたのです
神々の軍勢後は一足先にエスパー、ナヤ、オロス、バントの四つが占術ランド12枚になりました。その中でもエスパーは啓蒙の神殿が出たことで初めてデッキとして形になりました(金箔付けの存在はこの際置いておきます) し、またオロスも悪意の神殿を得たことでやっと現実的なトーナメントデッキに仕上がりました。ナヤにおいては言わずもがな、です。
唯一トーナメントデッキ足り得なかったのはバントですが、バントといえど今回のニクスへの旅で加入したカードを上手く使うことができればまだまだ分かりません。こういった過去の前例から考えて、ニクスへの旅が加入したブロック構築では新しいデッキタイプが登場したとしても何ら驚きは無いでしょう。各カラーについてはパッと見でこんな感じでしょうか?
・ジャンド
思考囲いでコントロールを殺してビート相手にはエレボスの鞭で勝つという構想のJund(GR Monsterタッチ黒)は10月の時点で既に存在していました。しかし、マナベースの都合から当時は当然上手くいきませんでした。その状態は神々の軍勢で悪意の神殿が出てからも変わらず。それから半年後、3度目の正直としてジャンドは今度こそデッキとして成り立つのでしょうか?個人的には一番期待したいカラーコンビネーションです。
・ジャンク
テーロスブロック構築におけるこのカラーといえばリアニメイトの専売特許になってしまいましたが、今回の土地加入で通常のジャンクにも芽が出てきました。黒の優秀なスペルと緑のマナクリーチャーとエルズペスの組み合わせはパッと見では死角が見当たりません。ファリカ本人とエレボスの代行者でGWBカラーの代名詞をリアニメイトから奪うことはできるでしょうか?
・グリクシス
黒単をはじめ、環境のビートが強化されるのは規定路線なので二大除去カラーである黒と赤で構成されるグリクシスコントロールは中々デッキとして戦えそうです。ただ、フィニッシャーに大正義エルズペスが取れないのでその穴をどうするかが焦点となりそうです。ケラノスあたりが使われるとすればこのカラーではないでしょうか?
・トリコロール
神々の軍勢後、倒すべき環境の基本生物が赤緑の怪物達から小粒なウイニィークリーチャーに推移しており、その傾向はニクスへの旅後も継続すると思われます。したがって、除去の大部分を赤の火力に頼るトリコロールが日の目を見ることもあるかもしれません。MTGの大原則として、このカラーは対コントロール戦においてエスパーに遅れを取りますが、その分ビートとの相性はエスパー以上であるので環境のビートの動向次第では十分に芽はあるのではないでしょうか?
・RUG
このカラーコンビネーションのデッキはコントロールとして完全に1から組むかBRモンスタータッチUで組むかで方向性が全く異なります。コントロールとして組む場合、どうなるかは全く想定できませんが、BRモンスタータッチUの場合はNayaのサテュロスとエルズペスをキオーラの支持者とスフィンクスに変更するような形になるのではないでしょうか。これは自分も神々の軍勢後、真っ先に試しましたがマナバランスの問題で1時間と立たず没になりました。しかし、今なら、もしかしたらいけるかもしれません。
・BUG
いまいち強い形が想像できませんでした。
●マナの合流点の影響
神々の軍勢までしか使えない現在でも2色デッキとしては白青ヒロイックと黒白ヒロイックが存在します。しかしニクスへの旅リリース後は更に多くの2色ビートダウンデッキが登場するやもしれません。
その理由の一つがこのマナの合流点です。これまでも2色で組んでみたいビートダウン系のデッキは白青と黒白カラー以外にも沢山ありました。しかし、マナベースの不安定性から事故率が高く、どうしても“回ったときはブン周りで勝てる”くらいのデッキでないと使う理由が見つけられませんでした。それでヒロイック系のデッキしか2色ビートとして環境に存在できなかったわけです。しかし、マナの合流点があればマナベースの問題もかなり改善されるので、他の純粋なビートダウンにも芽が出てくるやもしれません。10種類もカラーがあるので一ひとつに対しての言及は避けますが、どれもいけそうなカラーばかりで期待できますね。
ニクスへの旅では既存のメタデッキを強化するカードやそれらメタデッキに対するアンチカードが大量に現れました。また、占術ランドに加えてまさかの真鍮の都が収録され、環境のマナベースもだいぶ変わりそうです。これらの大きな変化を受けてPTではプロたちはどんなデッキを用意してくるのでしょうか。今から楽しみで仕方ありません。
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